1. はじめに

このツールでできること

所要時間の目安

2. 事前準備

Claude Code のインストール

Claude Code は Anthropic 公式のターミナル向け AI ツールです。Pro または Max プラン契約者向けに提供されています。

インストール手順は公式ドキュメントを参照してください:
Claude Code 公式ドキュメント

元画像の準備

同じタッチのイラストを並べた1枚絵を用意してください。 LINE規格に合わせて 8 / 16 / 24 / 32 / 40個 のいずれかの枚数で OK です (リジェクト時の差し替え余裕のため、申請したい個数より少し多めがおすすめ)。 グリッド(例:絵文字なら4行×5列、スタンプなら4行×4列など)に配置してあると自動検出が正確に働きます。

作業フォルダを作る

デスクトップなどに作業用フォルダを作成し、その中に元画像を入れておきます。

例: ~/Desktop/line-emoji/
  └── source.png   ← 元画像(ファイル名は自由)

3. 作業手順

ステップ1: Claude Code(PCアプリ版)を起動

Mac なら Launchpad / アプリケーションフォルダ、Windows ならスタートメニューから Claude Code を起動します。

ヒント: Claude Code はターミナル(CLI)からも起動できますが、本ガイドでは Mac / Windows のデスクトップアプリ版を前提に説明します。 アプリ版の方が画像のドラッグ&ドロップやフォルダ選択が直感的です。

ステップ2: 作業フォルダを開く

Claude Code のホーム画面で「フォルダを開く」を選び、 事前に作っておいた作業フォルダ(例:~/Desktop/line-emoji/)を指定します。 最近開いたフォルダの一覧から選ぶこともできます。

ステップ3: プロンプト集からコピペ

プロンプト集 から、作りたい種類に合わせて 「絵文字 - 初回作成(プロンプト1)」または「スタンプ - 初回作成(プロンプト3)」を コピーボタンで取得し、Claude Code の入力欄に貼り付けます。 続けて元画像を Claude Code のウィンドウにドラッグ&ドロップすると、 ファイルパスが自動で挿入されます。

ステップ4: Claude の案内に従って進める

Claude Code が以下の順で進めていきます。各所で確認を挟んでくれます:

  1. グリッド自動検出(行×列を確認)
  2. 切り出し+透過処理+リサイズ(絵文字は180×180正方形 / スタンプは370×320内に等倍縮小)
  3. プレビュー(コンタクトシート)で目視チェック
  4. 視認性チェック(特に絵文字は実表示が24〜30pxと小さいため、長文テキストはリジェクト予防のため警告)
  5. 個数調整(絞る/足す/ちょうど)
  6. メイン画像候補3つの提示 → 採用(スタンプの場合はタブ画像候補3つも)
  7. タイトル・説明文・タグの提案 → 採用(説明文は日英とも160字以内)
  8. 仕様検証(サイズ・透過・1MB以下、スタンプは幅・高さの偶数px確認も)
  9. 申請用ZIP生成(main.png+連番画像をフラット同梱、スタンプはtab.pngも)
ヒント:Claude は判断が必要な場面で必ず止まって聞いてくれます。 指示は「AでOK」「16個で進めて」など簡単な返答でOKです。

4. LINE Creators Market への申請

共通:ログイン〜種類選択

  1. creator.line.me/ja/ にログイン
  2. マイページ →「+ 新規登録
  3. 作りたいものに応じて「絵文字」または「スタンプ」を選択

A. 絵文字を申請する場合

  1. パッケージタイプで 「通常絵文字」 を選ぶ
    ⚠️ よくある間違い: 「デコ文字(英数字)」は 104 個固定のアルファベット用。 「デコ文字(日本語)」も別用途です。 このツールで作ったパッケージに合うのは 通常絵文字 のみ。
  2. 個数(8/16/24/32/40)を選択
  3. 「絵文字画像」タブで ZIPファイル(line-emoji-submission.zip)をアップロード
    ZIPの中身: main.png001.png〜0NN.png をフラット構造で 同梱しておく必要があります(サブフォルダなし)。 ZIPに main.png が含まれていれば、メイン画像欄への個別アップロードは不要です。 プロンプト集の手順通りに作成していれば自動的にこの構造になります。
  4. 「表示情報」タブでタイトル・説明文・タグ・クリエイター名・コピーライトを入力 (Claude が用意した metadata.txt からコピペ)
  5. 「ライセンス証明」タブで「写真を使用していません」を選択。オリジナル作品ならそれ以外は空欄でOK
    ⚠️ 注意: 「ファイルの添付」欄は ライセンス証明書用 です。 ここに絵文字本体ZIPをアップロードしないでください。 絵文字ZIPは「絵文字画像」タブに入れます。

B. スタンプを申請する場合

  1. パッケージタイプで 「スタンプ(通常スタンプ)」 を選ぶ
    ⚠️ よくある間違い: 「アニメーションスタンプ」「ポップアップスタンプ」「カスタムスタンプ」 「メッセージスタンプ」「BIGスタンプ」「エフェクトスタンプ」は別仕様です。 このツールで作ったパッケージに合うのは 通常スタンプ のみ。
  2. 個数(8/16/24/32/40)を選択
  3. 「スタンプ画像」タブで ZIPファイル(line-stamp-submission.zip)をアップロード
    ZIPの中身: main.pngtab.png01.png〜NN.png を フラット構造で同梱しておく必要があります(サブフォルダなし、連番は2桁ゼロ埋め)。 ZIPに main.png と tab.png が含まれているので、それぞれの個別アップロードは不要です。
    ⚠️ 部分的に「Error」が出たら: 画像の幅または高さが奇数pxの可能性があります。スタンプは 幅・高さがどちらも偶数px必須です。 Claude に「失敗したスロットの画像を偶数pxにパディングして再ZIP化して」と伝えてください。
  4. 「表示情報」タブでタイトル・説明文・タグ・クリエイター名・コピーライト・カテゴリ・テイストを入力 (Claude が用意した metadata.txt からコピペ)
  5. 「ライセンス証明」タブで「写真を使用していません」を選択。オリジナル作品ならそれ以外は空欄でOK
    ⚠️ 注意: 「ファイルの添付」欄は ライセンス証明書用 です。 ここにスタンプ本体ZIPをアップロードしないでください。 スタンプZIPは「スタンプ画像」タブに入れます。

共通:プレビュー〜申請

  1. 販売価格は 120円(50コイン) が無難(絵文字は固定、スタンプは上位価格も選択可)
  2. 右上の「プレビュー」で見た目確認(透過漏れ・文字切れがあればこの時点で修正)
  3. 問題なければ「リクエスト」ボタンで審査提出

審査期間は通常 数日〜2週間です。

5. リジェクト時の対処法

リジェクト理由の確認

LINE から届くメールまたはマイページの通知に、該当項目(例:「1.3 視認性が悪いもの」)と 対象画像番号(例:「010」)が記載されています。

よくあるリジェクト原因

差し替えて再申請

  1. プロンプト集 から、種類に合わせて 「絵文字 - リジェクト対応(プロンプト2)」または 「スタンプ - リジェクト対応(プロンプト4)」をコピペ
  2. Claude にリジェクト番号と理由を伝える
  3. 選外になっていた画像(preview フォルダに残っている)から代替候補を提示してもらう
  4. 差し替える番号を選ぶ
  5. Claude が ZIP を再生成(スタンプの場合は偶数px要件・main+tab同梱も自動チェック)
  6. LINE Creators Market で「絵文字画像」または「スタンプ画像」タブから新しい ZIP に差し替えアップロード
  7. 再度「リクエスト」を押して再審査へ
再審査は初回よりも短期間で返ってくることが多く、数日以内に結果が出ることもあります。

6. よくあるトラブル

個数が足りない / 多い

LINE絵文字・LINEスタンプともに 8 / 16 / 24 / 32 / 40個 のいずれかでしか申請できません。 例えば20個作った場合は「16個に絞る」か「4個足して24個にする」を Claude と相談して決めます。

サイズが合わない

Claude の検証ステップで自動チェックされるので、エラーが出たら該当ファイルを再生成させてください。

文字入り絵文字がリジェクトされた

絵文字は実表示サイズでは 24〜30px と小さく、長文テキストは読めません。 4文字以上の日本語テキストが入った絵文字は差し替え対象にすることをおすすめします。 スタンプは実表示が240×200px前後と大きいので比較的寛容ですが、極端に細い線・小さい文字は注意。 差し替え用プロンプト(プロンプト2 / プロンプト4)を使ってください。

ZIP をアップロードする場所を間違えた

絵文字本体ZIPは「絵文字画像」タブ、スタンプ本体ZIPは「スタンプ画像」タブです。 「ライセンス証明」タブの「ファイルの添付」欄は別用途(著作権証明書用)なので、ここには入れません。

完成品をトーク画面で見ると、背景に薄く白が残っている画像がある

画像の 4隅のα値 をチェックしてみてください。 0〜8程度ならOK、17〜50程度残っていると 背景透過漏れです。 原因はほぼ100%、元画像の背景が純白(RGB 255,255,255)ではなく RGB(252-254)程度の「ほぼ白」になっていること。 この場合、ソフトエッジ透過処理では完全には抜けず、薄い白ハロが残ってしまいます。

解決:Claude に「white_to_alpha のハードクリップ閾値(hard_white)を245以下に下げて再生成して。 4隅のα値が全部 8以下 になることを確認して」と伝えてください。 または元画像を画像編集ソフトの「閾値」フィルタで純白化してから渡しても解決します。

注意: 既にリリース済みのスタンプ/絵文字を直すには再審査が必要です。 実用上の見え方が許容範囲なら次回作からの適用でOK。気になるなら再申請を検討してください。

ZIPアップロード時に「画像の数が一致しません」エラーが出る

LINE Creators Market の ZIP一括アップロード機能は、 main.png(スタンプの場合は tab.png も)が ZIP内に同梱されていることを期待しています。連番画像だけしか入っていないとこのエラーになります。

解決:ZIPのトップ階層に main.png(スタンプなら + tab.png)と 001.png〜0NN.png をフラットに入れてください (emoji/stamp/ のサブフォルダを作らない)。 Claude に「ZIPに main.png をフラット同梱して作り直して」と伝えれば再生成してくれます。

ZIPアップロード後、いくつかのスロットだけ赤い「Error」になる(スタンプ向け)

該当画像の 幅または高さが奇数ピクセル である可能性が高いです。 LINE側はこの場合エラーメッセージを出さず、奇数寸法のスロットだけ「Error」表示になる仕様で気づきにくいです。 正常なスロットと Error スロットの画像サイズを比べると、Errorの方の幅(または高さ)が奇数になっています。

解決:Claude に「失敗したスロットの画像を、幅と高さがどちらも偶数pxになるよう 右下に1px透過パディングを足して再ZIP化して」と伝えてください。 絵文字は180×180固定(偶数)なので通常この問題は起きません。スタンプ特有の落とし穴です。

パッケージタイプを「デコ文字」で登録してしまった

デコ文字(英数字)を選ぶと104個固定でアルファベット割り当てが必要になります。 間違えて登録した場合は、いったんそのアイテムを放置(リクエストしなければ公開されません)し、 新規登録から「通常絵文字」でやり直しましょう。

次のステップ

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